8000形



概要


複々線化完成時に、急行を15分ヘッドから10分ヘッドにするための増発分として、2000年から作られた急行用クロスシート車。
コストダウンと軽量化のため、日立製"A-train"を採用。
従って、相急では初のアルミ車体となった。
車内の配置は3000形を基本としているが、シートピッチはクロスシート部で50mm拡大され、900mmとなっている。
その分立席スペースは狭くなったが、急行系の輸送力自体が増えたためさほど問題は発生していない。
7000形に引き続き190kWのモーターを採用し、6M4Tで3000形8M2Tを上回る性能を得ている。
当初は増発分の補填のみの予定だったが、3000形の老朽化等を考慮し完全に置き換えることとなり、2007年度中に置き換えが完了する予定。


編成


←渋谷
6R+4R:8100(Tc1)-8200(M1)-8300(M2)-8400(M3)-8500(M4)-8600(Tc2)+8700(Tc3)-8800(M5)-8900(M6)-8000(Tc4)


主要諸元


編成重量182t(4M2T)/117t(2M2T)
制御方式VVVFインバータ制御 1C4M
主電動機三相かご型誘導電動機 出力190kW
ブレーキ回生制動付き全電気指令式ブレーキ
定員先頭車136(56)/中間車145(64)
歯車比4.94
起動加速度3.29km/h/s(6M4T)/3.62km/h/s(4M2T)/2.78km/h/s(2M2T)

加速所要時間(定員乗車/電圧1500V)


速度(km/h) 6M4T 4M2T 2M2T
40 12 11 15
45 14 13 17
50 16 14 18
55 17 16 20
60 19 17 23
65 21 19 25
70 23 21 28
75 25 23 30
80 28 25 33
85 31 28 37
90 34 30 40
95 37 33 44
100 40 36 48
105 43 39 52
110 47 43 57

Q&A

QさんとAさん。


Q:8000形ですが。
A:6000形7000番台。以上。
Q:これはひどい。
A:じゃあ何を喋れと。
Q:例えば、4連の暴力的な加速についてとか。
A:そうね。急行の逗子以南は3050形オールM編成のオーバースペックに合わせたスジだから、それに乗れるようにするとああなってくるの。
Q:190kW3M1Tなんて他じゃ作りませんよ。アホですか。
A:隣の赤い新1000を忘れてない?
Q:アレは出力抑えてるという話ですが。
A:じゃあやっぱり7000が最強ね。加速にカタルシスを求める人たちにうってつけ。
Q:そんな人そうそういないと思います。
A:ところで、7000形の急行運用が増えそうって話は知ってる?
Q:なんですかそれ?
A:今本線の急行を3000から8000に置き換えて、3000の足回りを一部9050にしてるよね。
Q:金欠度合いが垣間見えますね。
A:仕方ないでしょ、複々線は高いんだから。で、3000も3050も微妙な違いだけだから9050に組み込む分にはどっちでも構わないの。
Q:つまり、3050の急行運用を全部7000にするってことですか?
A:そう。今は3050と7000が2:1ぐらいなんだけどね。
Q:それ、今すぐできそうな気がしますが?
A:もともとロングシートの3050を9000にしても、車両数自体はそんなに増えないでしょ?
Q:確かに。しかし、21世紀になってやることとも思えませんが。
A:合理的なお金の使い方をして何が悪い。




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