現行のダイヤでは、優等が各停に詰まって遅く、最優等である通急の本数も2本だけと少ない。
そこで、ダイヤをパターン化すると同時に、それらの欠点を解消する。
緩急比は2:1とした場合、ピーク時の各停の混雑が心配なため、3:2とする。
鷺ノ宮以東では5本周期の疑似11分サイクルとして、各停間の混雑の均等化を図るようにする。
沼袋・中井で待避を増やすことで、鷺ノ宮〜高田馬場の所要時間を昼間とさほど変わらない8分に短縮し、鷺ノ宮以西からの利便性を向上させる。
同時に、田無始発を各停に振り替え、優等での着席確率を遠距離区間に優先的に与える。
拝島線は22分に3本で問題ないが、多摩湖北線は1本では少ないため、小平〜西武遊園地折り返しの列車を設定する。
22分サイクルという数字は、単に現行のラッシュ時26本/hを11本サイクルで行うためのものなので、時間帯によって若干伸縮させてもよい。
また、ラッシュ前後帯では玉川上水以西・新所沢以北などは減便しても良いと思われる。
WinDIAデータ
上りのみ
'08年6月改正の現行ダイヤと、西武新宿までの平均所要時間を比較した。
なお、現行ダイヤでの平均所要時間は、朝ラッシュ1時間の平均として計算している。ここで言うラッシュ1時間帯とは、8:45までに高田馬場に到着できる電車の時間を基準として、その時間までの1時間である。
中井と沼袋で計3本を待避するためやむを得ないことではあるが、野方と都立家政が非常に不便になっている。
その分、鷺ノ宮以西は全体的に大きく改善されており、ベターなダイヤと言えよう。