前提
・稲城長沼の高架化が完成。引上線等のない2面4線の駅となる。
・30分毎に快速運転を行う。
全線通し客が少ないとは言え、ある程度の距離を乗る客は多いため、区間利用客に迷惑をかけない形で設定するべきだと考えられる。
狙い乗り前提としても1本/hでは少なすぎ、3本/hだと各停6本/hと合わせると9本/hとなり、やや多いので2本/hとする。
・通過駅でも時隔を最大12分(5本/h時代に合わせる)とする。
・そのために、各駅に停車する列車を全線で最低6本/h確保する。
短距離利用客が多いので、待ち時間の短縮が他線に比べてより重要である。
以上の前提に従い、快速を「稲城長沼以北は各停」と「全線で通過運転」の2パターンでダイヤを作成した。
A案「稲城長沼以北は各停」
・快速停車駅は川崎・武蔵小杉・武蔵中原・武蔵新城・武蔵溝ノ口・登戸・稲田堤・稲城長沼以北各駅。
・途中での緩急接続なし。稲城長沼行きは稲城長沼で快速に接続。下り・上りのどちらかは対面接続にならないので、稲田堤で乗り換えてもらう(除矢野口)。
・快速の所要時間(川崎〜立川)は下り46分・上り45分。
・各停の間隔は、下りは全線で10-9-11分。上りは稲城長沼以北10-11-9分、以南9-9-12分。
B案「全線で通過運転」
・快速停車駅は川崎・武蔵小杉・武蔵溝ノ口・登戸・稲田堤・府中本町・分倍河原・立川。
・下りは武蔵溝ノ口、上りは登戸で緩急接続。
・快速の所要時間(川崎〜立川)は下り38分・上り40分。
・各停の間隔は、下りは武蔵溝ノ口以南11-8-11分、以北11-12-7分。上りは全線で11-12-7分。
A案では、稲城長沼まで各停を先行させるために快速が中原・新城にも停車している。
その分快速は遅くなり、多少混雑するが、新城・中原〜川崎などで快速が利用できる。
B案では各停が不等間隔な代わりに、川崎市内で緩急接続することで快速の恩恵に預かれる人を若干増やしている。
流動が非常に複雑なため、どちらが良いかというのは一概には言えない。
やや分かりにくくなるが、平日はA案・休日はB案などとしても良い。
WinDIAデータ
WinDIAデータ
・運用数について
A案:13本
B案:15本
現行平日:12本
現行休日:14本