中央快速線・優等速達化案(平日)




概要

 中央快速線系統の現行昼間ダイヤの問題点を列挙する。

・綺麗なパターンダイヤになっていないため、分かりづらいだけでなく、ところどころにダイヤの穴ができている。
・特別快速が4本/hと少なく、国分寺以西〜都心で使える列車の本数が少なく、間隔もバラバラである。逃げ切る快速に当たると遅い。
・青梅線方面の接続が悪く、下りでは都心〜西立川以遠が実質3本/hとなる時間帯がある。
・特快・特急が遅い。

 これらの問題を解決するダイヤを作成した。
 まず、特別快速を6本/h(うち2本は青梅特快)とする。青梅線は全列車東京直通・6本/hとし、立川で、特快を必ず高尾or青梅行きに対面接続させる。これにより、全区間で6本/h以上の有効列車を確保する。
 毎時00分の特急は、八王子まで28分で到達できるようにする。特別快速を全体的にスピードアップ。新宿〜立川で23〜25分。理論的には201系でも22分程度まで縮められるが、若干の余裕を残してある。
 これらを実現するために、快速は8本/hに減便されている。快速しか使えない三鷹〜立川では列車間隔を10分間隔以下に抑え、被害を小さくするよう配慮したが、待避が増えているため、短距離利用客にとっては、現行ダイヤの方が便利か。
 このダイヤの他の欠点として、高尾まで特急を除き8本/hの運転としたため、高尾の発車ホームがやや不定になり、2・3・4番線からそれぞれ1本/hが発車している(それ以外は1番線)。また、青梅線は全列車が中央線直通となるため、ダイヤの乱れが非常に影響しやすくなる。


ダイヤグラム

ダイヤグラム
WinDIAデータ
・運用数は現行40運用(12:00時点)に対し、37運用。


現状との比較

所要時間の比較
青…下り 橙…上り
対新宿での所要時間の変化を示した。高尾の右の点はそれぞれ拝島・河辺・青梅である。
快速が減便されているために、吉祥寺以東では所要時間がやや延びている。
三鷹〜武蔵小金井では快速減便よりも特快高速化&増発の効果が勝り、やや所要時間が短縮している。
国分寺以西では特別快速の効果で、大きく利便性が向上している。
青梅線方面に至っては、実質本数が下り3本/h・上り4本/h→上下6本/hとなったために、下りで平均10分以上も短縮している。
青梅線内の本数自体は現行より毎時1本多いだけであり、全体の運用はむしろ減っているためさしたる無駄も発生していないと言えよう。


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